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現場を職人さん任せにしてる会社が多い現実

8月12日
読了時間: 5分

安全パトロールの重要性


外壁塗装や屋根工事の現場では、毎日のように高所作業が行われています。


足場の上を職人が移動し、塗料や工具を扱い、ときには屋根の上で作業する。一般のお客様が想像されている以上に、建築現場にはさまざまな危険が存在しています。


だからこそ、私たちが重要だと考えているのが「安全パトロール」です。


しかし、残念ながら建築・リフォーム業界では、契約した会社が現場管理まで責任を持って行っているとは限りません。


営業担当者が契約を取り、その後は現場監督や職人に任せきり。


さらに協力業者、その先の職人へと仕事が渡り、実際に工事が始まると「元請会社の人間をほとんど見かけない」という現場もあります。


もちろん、職人を信頼することは大切です。


しかし、信頼することと、人任せにすることはまったく違います。


安全は「職人が気をつければいい」ものではない


現場で事故が起きたとき、


「職人が確認していると思っていた」


「いつもお願いしている業者だから大丈夫だと思った」


「現場のことは職人に任せていた」


そんな言葉で済ませることはできません。


工事を請け負った以上、会社には現場を把握し、安全に工事が進められているか確認する責任があると私たちは考えています。


足場に問題はないか。


職人は適切な作業をしているか。


飛散防止対策はできているか。


材料の保管方法に問題はないか。


近隣への配慮はできているか。


整理整頓されているか。


危険な作業方法になっていないか。


こうしたことは、事務所の中にいて報告を受けているだけでは分かりません。


現場は、現場に行かなければ見えないのです。


安全パトロールは「粗探し」ではありません


安全パトロールというと、職人を監視したり、ミスを探したりするものだと思われるかもしれません。


私たちの考えは違います。


安全パトロールの目的は、誰かを責めることではありません。


事故につながる小さな兆候を早期に発見し、問題があれば改善し、職人が安心して仕事のできる環境をつくることです。


そして結果として、それがお客様の大切な住まいを守ることにつながります。


職人も人間です。


毎日同じ現場にいると、慣れが生まれることがあります。


「いつもこれで問題ないから」


「少しだけだから」


「今日だけだから」


その小さな油断が、大きな事故につながる可能性があります。


だからこそ、現場とは少し違った視点を持つ会社側の人間が定期的に確認することに意味があります。


安全管理と施工品質は別の話ではありません


私たちは、現場の安全管理ができている会社は、施工品質の管理にもつながると考えています。


例えば、現場が整理整頓されている。


塗料や材料が適切に管理されている。


養生が丁寧に行われている。


作業工程が守られている。


こうした一つひとつの積み重ねが、最終的な仕上がりにも影響します。


反対に、現場が乱雑で、安全に対する意識も低く、それでも会社側が確認に来ない。


その状態で「品質管理だけは完璧です」と言われても、私たちは疑問を感じます。


安全管理も品質管理も、根本にあるのは同じです。


会社が自分たちの現場にどれだけ責任を持っているか。


ここに尽きると思います。


契約を取ることが仕事のゴールではない


リフォーム会社にとって売上はもちろん重要です。


会社である以上、利益を出さなければ経営を続けることはできません。


しかし、お客様から契約をいただいた瞬間がゴールになってはいけません。


むしろ、そこからが本当の仕事の始まりです。


契約までは何度も訪問していた担当者が、契約後はほとんど現場に来なくなる。


現場のことを聞いても、


「職人に確認します」


「現場監督に聞いてみます」


「業者に任せています」


これでは、お客様が「あなたの会社に頼んだ意味は何だったのだろう」と感じても不思議ではありません。


私たちは、契約した会社が最後まで責任を持つことが、本来あるべき姿だと考えています。


「任せる経営」と「丸投げ」は違う


会社が大きくなれば、代表者や営業担当者がすべての作業を行うことは当然できません。


それぞれの専門家に仕事を任せる必要があります。


しかし、任せることと丸投げすることは違います。


任せた仕事が適切に行われているか確認する。


問題があれば会社として対応する。


現場の声を聞く。


職人任せにせず、会社自身が現場を見る。


その仕組みがあって初めて「管理している」と言えるのではないでしょうか。


安全パトロールは、お客様から見えない仕事です


安全パトロールを行ったからといって、外壁が急にきれいになるわけではありません。


完成写真に写るものでもありません。


見積書の金額だけを比較すれば、その価値は分かりにくいかもしれません。


しかし、こうした完成後には見えなくなる部分に、会社の姿勢は表れると私たちは考えています。


事故が起きてから動くのでは遅い。


施工不良が起きてから確認するのでも遅い。


問題が起きる前に現場へ行き、自分たちの目で確認する。


それが安全パトロールです。


私たちは「職人に任せているから大丈夫」という言葉だけで現場を終わらせたくありません。


職人を信頼する。


そして、会社として確認する。


その両方が必要です。


お客様からお預かりした大切な住まいだからこそ、契約から施工、完成まで責任を持つ。


そして職人が安全に仕事を終え、毎日無事に家へ帰ることのできる現場をつくる。


安全は誰か一人に任せるものではありません。


現場に関わるすべての人が意識し、そして工事を請け負った会社が責任を持って管理する。

 
 
 

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